毎年6月は「食育月間」。食育にとって重要な要素のひとつが「地産地消」だ。6月8日付の『胆江日日新聞』では、奥州市の条例に基づき、地元産の酒やジュース、お茶で「乾杯」し、地域産品の魅力をPRする取り組みについて伝えている。
全国的に「地産地消」の推進に関する単独条例を制定している自治体は多い。岩手県奥州市では2017年に「おうしゅう地産地消わくわく条例」を定め、条例では地元産飲料による「乾杯」を推進している。コロナ禍で自粛していた「乾杯」イベントが昨年度から再開して、前沢牛まつり、江刺産業まつり、胆沢の全日本農はだてのつどいなどではじまった。会場では岩手銘醸の日本酒、江刺産のりんごジュースなどで参加者で「乾杯」を実施。
市農政課食農連携推進室によると「江刺りんごは全国的にも有名だが、衣川のはと麦茶などは、案外、市民に知れていない」ということでこの乾杯イベントが話題になっているそうだ。奥州市は2006年に5市町村が合併してできたということもあり、東西に約57㌔㍍、南北に約37㌔㍍と広くなり、なかなか地元の特産品のPR活動ができていないという。
ほかにも地産地消の取り組みとして「奥州っ子給食」があげられる。 年6回以上、奥州市産の地元野菜や豆腐、江刺りんご、前沢牛をふんだんに使った特別な給食を子どもたちに提供している。それらの活動が認められ、奥州市立胆沢学校給食センターが19年、21年に全国学校給食甲子園で優秀賞を受賞。19年に出たメニューは大谷翔平選手の「二刀流」にあやかり、豆腐 と豆乳を使った「二豆流汁」が話題になった。
昨今、小学校の学校給食無償化に向けた国の方針が示されるなか、各地の地産地消給食のあり方や仕組みづくりが注目される。
胆江日日新聞
TEL:0197-24-2244
1946年創刊 発行部数2万部。
岩手県奥州市、胆沢郡金ケ崎町を主エリアとする。
HP:https://tanko.co.jp/
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