月刊『コロンブス』2026年3月号の巻頭特集は3本立て!
HotAngle 1
「産業のビタミン」レアアース
価格で世界を席巻した中国
日本のEEZからは数百年分の資源が
中国政府は今年1月、台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁を理由に日本への軍民両用(デュアルユース)品目の輸出規制を強化すると発表した。国内ではレアアース(希土類)もその対象になるのではとの懸念が広がっている。スマートフォンや電気自動車、風力発電などの先端技術製品の生産に欠かせないことから「産業のビタミン」と呼ばれるレアアース。その7割近くの輸入を中国に頼る日本は、資源供給の多様化をめざして動き出している。その最前線を取材した。
HotAngle 2
米国の「グリーンランド領有」は実現するか⁉
東アジアの安全保障と国益を守るため
日本は「ドンロー主義」にどう対峙すべきか
「米国の黄金時代が今、はじまる」――2025年1月20日の就任演説で米トランプ大統領は開口一番そう述べ、「富を増やし、領土を広げ、希望を高め、新しく美しい地平線に旗を掲げる」とつづけた。そして12月、「国家安全保障戦略」で西半球における他国の介入を許さず、米国の優位性を強化する「ドンロー主義」を打ち出し、2026年の年明け早々にその西半球でもっとも反米的なベネズエラのマドゥロ政権を軍事力で転覆させ、翌日には西半球の未開拓地、グリーンランドについて「国家安全保障の観点から、我々にはグリーンランドが必要だ。防衛のために不可欠だ」と強調、領有に向けて軍事力行使も辞さない意向を表明した。そもそもトランプ大統領はなぜグリーンランドに執着するのだろうか。また今後、重要資源の宝庫であるグリーンランドや北極海航路を巡って各国はどう動くのか。そのなかで日本は国益のためにどう立ちまわるべきなのか。
HotAngle 3
蓄電所に熱い視線
太陽光や風力などの脱CO2電力を蓄電
自然エネを安定供給する「蓄電所」
2050年のカーボンニュートラルを見据え、国内でも再生可能エネルギーの導入が加速している。天候に左右されやすい、こうした太陽光や風力由来の電源を安定供給させるための蓄電所がにわかに注目されてきた。電力の需給に応じて充電、放電ができるのが特徴だ。また国が近年、蓄電所の電気事業法上の位置づけを明確化し、補助金などを通じて支援をしてきたことで、蓄電所の電力系統への接続申し込みが大幅に増加。電力市場への参加で利益を得る蓄電所ビジネスには、幅広い業種から投資が舞い込んでいる。


