各団体・事業所などの事業紹介
5人のパネラーを迎えたパネルディスカッション

福島県須賀川農業の現在と将来について考える「みらいの農業フェア」は6日、tetteで開かれ、ヒョウ被害を受けた農産物販売や6次化商品、農業関係団体の取り組み紹介、シンポジウム、パネルディスカッションなど多くの市民の注目を集めた。
これまで25年以上にわたり開催してきた農業・商工業の総合イベント「産業フェスティバル」が、台風水害やコロナ禍などで中止が続いたため、時代にマッチしたイベントのあり方を検討し、各分野の地域課題解決とまちなか活性化につながる新しいスタイルを模索して、農業分野は今回の「みらいの農業フェア」となった。
ヒョウ害を受けたモモなどの農産物販売をはじめ、農業関係団体展示、地元農産品販売の「地産地消コーナー」、フードロスをなくそう、就農相談ブースなどが設けられた。
地産地消・6次化商品販売・PRブースにはJA夢みなみ、市認定農業者会、市農産加工振興会、アルファ電子、ストロベリーパラダイスなどが出店し、各社・団体自慢の商品をPR販売した。
農業関係団体展示には東北農政局、須賀川農業普及所、市農業委員会、市農業公社、福島大学食農学類、岩瀬農業高、日本工営、バイオマスレジンホールディングス、福島タネセンター、ネオナイトなどが各社の取り組みと最先端農業を紹介した。
また農業や地産地消をテーマにしたアンケート調査を実施し、回答者にかっぱ麺とう米めんを1束プレゼントもあった。
午後からは「持続可能な地域循環型農業を目指して」をテーマにたいまつホールでシンポジウムを開き、山本真也農林水産省東北農政局地方参事官が基調講演した。
パネルディスカッションは、パネラーに橋本克美福島タネセンター代表、樽川千香子アルファ電子専務取締役、設楽哲也JA夢みなみ青年連盟委員長、寺山佐智子阿部農縁代表、中谷地美昭バイオマスレジンホールディングス副社長が務め、各社の取り組み、農業の魅力、持続的発展に必要なもののテーマに沿って意見交換した。
商工業分野の後継イベント「須賀川商工フェスタ&食の感謝祭―持続可能な地域経済・新たな時代へ」は10月1日、tetteと田善通りで開催する。

2022年8月8日(あぶくま時報)