沖永良部島(鹿児島県)の沖永良部花き専門農協(組合員125人)第14回通常総会が9月7日、和泊町のJAあまみ農協里芋選果場2階会議室であった。2022年度の事業計画など6議案を承認。今期は出荷本数2170万本、販売金額12億1299万円を目指す。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため規模を縮小し、花農家や関係機関の職員ら約30人が参加。三島生康組合長があいさつ後、グラジオラスやテッポウユリなど5部門の優秀農家や功労者を表彰した。

21年度実績は、出荷本数2116万本(前年対比97㌫)、販売金額12億5130万円(同108㌫)。出荷本数の内訳はグラジオラス150万本、ユリ96万本、ソリダゴ544万本、スプレーギク1252万本など。

今期事業計画では、家庭需要の高まりに合わせて草丈70㌢㍍のスマートフラワーの販売戦略を推進していくほか、SDGsの取り組みとして鮮度保持シートを活用した乾式輸送による輸送コスト削減や輸送手段の効率化、廃棄物の削減を図る。

組合規定の一部変更では、これまでの「理事10人以上12人以内」から「理事7人以上10人以内」とし、組合の営業開始時間を「午前8時30分」から「午前8時」と定めた。

被表彰者は次の通り。(敬称略)

【優秀農家】▽グラジオラス部門 新里剛男▽テッポウユリ部門 柳安秀▽キク部門 西村重仁▽ソリダゴ部門 大南正彦▽洋花部門 末川満【功労賞】豊枝敏勝

(奄美新聞2022年9月7日)