5000人来場し魅力堪能

「奄美の観光と物産展in大阪」(同実行委員会主催)が10月8~10日の3日間、大阪府豊中市のせんちゅうパル南広場で開かれた。特産品の販売のほか、ステージでは奄美群島各島出身のアーティストらによるシマ唄ライブを実施。抽選会などもあり、雨天の日があったにも関わらず約5000人(3日間合計・主催者発表)が来場し、奄美群島の魅力を堪能した。

同イベントは奄美群島広域事務組合と(一社)奄美群島観光物産協会からなる実行委が主催。「奄美群島で育まれた『ヒト・モノ・ウタ』をお届けします!」をキャッチコピーに開催し、今回で7回目となった。群島5島から23社がブース出店し、農・海産物や黒糖焼酎などの飲食物や、大島紬を使った小物類などを販売した。

最終日となった10日は時折雨がぱらつく天気だったが多くの人が来場し、買い物や飲食を楽しんだ。ライブステージにはRIKKIさん、前田博美さんなど、群島各島から出身の唄者・歌手が登場し、シマ唄を中心とした楽曲を披露。黒糖焼酎を片手に輪になって踊る姿が見られた。

同市内から訪れた音楽講師の田村恵美さんは大島紬を使った小物や黒糖菓子などを購入。「祖父が奄美大島出身だが、自分は行ったことがない。買い物をしながら、大島紬の柄に意味があることなどを教えてもらえた。これを機に奄美について知っていくのが楽しみ」と話した。

実行委の奄美群島観光物産協会物産部・樺山裕幸さんは「コロナに関する規制のない開催となり、唄や食文化の交流ができた。来場者の中には奄美に行ったことがないという人も多く、 PRにつながった」と振り返った。

(奄美新聞 2022年10月18日)