岩瀬農業高校は今年度の新たな試みとして12月18日から25日までオンラインの「岩農ネットショップ」を開設し、生徒たちが生産した農作物と加工品を販売し、好評を集めた。
食品流通を学ぶ一環として、生産したものが消費者の手元に届くまで、経費やコストがどの方法により、どの程度必要になるか、梱包時にはどのような配慮が求められるかなど、オンライン販売を通じて学習した。
ヤマト運輸の提供するネットショップの支援サービスを利用し、「福、笑い・福数多セット」や「カリーノケール米粉麺」、土ネギや多肉植物苗などを販売したところ、保護者らを中心に多くの注文が寄せられた。
梱包に参加した生徒らは「オンラインであれば、今まで買えなかった人にも届けられるのでうれしいです」と、やりがいを感じている様子だった。
担当教諭は「生徒たちの学習はもちろん、これまで以上の多角的な販売に向け、定期的に実施していければ」と述べた。

(2023年12月26日  あぶくま時報)