佐賀県では 2026 年、唐津市波戸岬に「世界海洋プラスチックプランニングセンター」(愛称は PLA PLA プラプラ)の開設を予定。海洋プラスチックの回収、分別、洗浄、付加価値を高めるアップサイクルの一連の工程を体験できる世界初の教育・体験・交流施設。海洋プラスチックに関する実態を知ってもらい、訪れる人々に学びや気付きを促すのがオープンの目的。

佐賀県北部沿岸地域は、海流、海岸地形、季節風などの影響から、海洋ごみが大量に漂着・堆積しやすい。このため長い間、海洋プラスチックによる漁業、観光、生態系への深刻な影響が問題視されてきた。 21 年から実施してきた「波戸岬ビーチ クリーンアップ」では、今年 11 月までに合計 15 回、海岸を清掃した。

回収したゴミの総量は、燃えるものが 2310 袋、燃えないものが 160 袋、粗大プラなどが軽トラ 99 台にのぼる。学生や地域の団体と連携し、これまでに延べ 2250 人が参加。あらためて地域の住民にとっては、この海洋プラスチック問題は切実であることがわかった。

現在、日本はプラスチック汚染に関する国際条約の策定に向けた交渉を各国とすすめ、国内制度や体制の整備もすすめている。こうした動きに合わせて、 10月20日㈪、21日㈫、佐賀県は「 海洋環境国際シンポジウム みんなの海 国際会議 vol.2」を開催した。国内外の研究者や関係者が集い、海洋プラスチック問題の現状や県の取り組みを世界に発信した。

2日目のシンポジウムでは、海洋プラスチックを巡る国際的な状況や問題解決に向けた提案、市民活動の促進などについて活発な議論が交わされ、佐賀県からは「PLA PLA」のオープンに関する動きと海洋ゴミに取り組む県の考えなどが報告された。

(問)県民環境部 脱炭素社会推進課
TEL:0952-25-7079
HP:https://www.pref.saga.lg.jp/kiji003108571/index.html