福島県にある須賀川特撮アーカイブセンター「すかがわ特撮塾」は9月4日午後1時から市役所で怪獣から逃げるシーンを撮影する。同センターは3日まで、市民限定100人のエキストラを募集している。

「すかがわ特撮塾」は市出身で特撮の神様とも呼ばれる故円谷英二監督を受け継ぐ“第二の円谷”育成を目指し、市内の小中高校生が田口清隆監督らの指導で自作オリジナル怪獣映画撮影に取り組んでいる。
塾生たちは先月から自作オリジナル怪獣「ヨロイガー」の着ぐるみ製作や市役所本庁舎の10分の1サイズのジオラマなどを完成させ、7、8の両日、ながぬまラボで撮影に挑戦した。

ウルトラマンZなどでメガホンを取り、少年時代から自作怪獣映像を撮り続ける田口監督、メイキングディレクターの島崎淳さん、NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構の全面協力で製作・撮影に挑んだ。
シナリオと絵コンテも塾生が手作りし、突如出現した「ヨロイガー」が市役所本庁舎などを破壊するストーリーで、9月4日の撮影は崩れ落ちる本庁舎から逃げ惑う群衆役のエキストラを募集する。

撮影は悪天候で中止になることがあるため、予定変更の場合は募集時に記入の電話番号やメールアドレスに連絡する。
当日の服装は自由だが、あくまでも自主制作映像のため、著作権の関係からアニメなどのキャラクターがプリントされた服を着用しての参加は避ける。熱中症予防のためタオルや飲み物などを忘れずに持参する。

エキストラが登場する映像は編集などの準備を終え、来年1月の閉講式で上映を予定している。ほかにも撮影活動に協力した東京の学生サークルによる新作自主映画や特撮塾以外の市主催事業・市認定事業でも使用する可能性がある。
定員100人に達し次第締め切る。早めの申し込みを呼びかけている。
市ホームページ内の「かんたん申請・申込システム」からオンライン形式(https://www.task-asp.net/cu/eg/lar072079.tasl?App=202200072)から受け付ける。

当日は午後1時に市役所1階に集合し、1時間半程度の撮影を予定している。

 

(2022年8月24日 あぶくま時報)