北海道北部の美深町は1983 年からチョウザメ養殖事業に取り組んできた。目指すはチョウザメのメスから採る「キャビア」による地域振興。ところがこの魚、デリケートで謎が多く研究もほとんどされていなかったため、稚魚を成魚に育てるだけでも容易ではなく、次第に観光化路線に。そんな折、2016 年から地方創生交付金事業によって再び気運が高まり、北海道大学と連携して養殖研究施設を整備、拡大。美深の良質な水資源を生かした養育技術で食味を向上、採卵技術も安定させ、昨年、美深産キャビアの商品化に成功した。高品質な国産キャビアとして注目を浴びている。

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