福島―沖縄間の定期路線再開や両県の交流促進を目指す「うつくしま・ちゅらしま交流・福島空港利用促進連絡会」の総会は11月25日、沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」で開かれ、役員改選で会長に菊地大介須賀川商工会議所会頭を選任したほか、路線再開へ航空会社や旅行代理店への要望活動などの働きかけを強化する方針などを決めた。
福島・沖縄両県は平成6年から定期路線を運航し、平成15年に「うつくしま・ちゅらしま交流宣言」を締結するなど連携を強めていた。
平成21年に燃料価格高騰のため路線は廃止されたが、再開に向け同連絡会を30年に設立し、交流促進を図ってきた。
3年ぶりの沖縄現地開催は両県の関係者や航空会社等約40人が出席し、福島空港の利用実績や特にチャーター便の状況など確認した後、今後の活動方針などを話し合った。
再開に向けた主な活動方針は①航空会社の働きかけを強化し、定期便運航にあたっての課題解決を図り、路線誘致を進める②利用需要を増やすため、乗り継ぎ利用の効果的なプロモーションやチャーター便の誘致、利用促進を図る③官民をあげ、教育・文化、産業、健康・福祉など幅広い分野で交流を進化させる―3点にまとめた。
また例年実施してきた交流プログラム「雪だるま・さとうきび親善大使」は今年度3年ぶりに双方向で実施する予定。
役員改選では菊地会頭のほか、副会長に下地芳郎沖縄観光コンベンションビューロー会長、幹事に二瓶達也県観光交流局空港交流課長を選任した。

(あぶくま時報 2022年11月28日)