「第2のふるさと」で〝お試しデュアルライフ〟を楽しむ
「ふるさと住民」が急増中!!

全国各地で深刻化する担い手不足や消費低迷の打開策として、「二地域居住/デュアルライフ」(※)の注目度が高まっている。コロナ禍以降、多様なライフスタイルや働き方が広がるなか、都市部と地方に複数の生活拠点を持ち、双方を行き来しながら暮らす人が増えており、昨年11月に施行された「改正広域的地域活性化基盤整備法(二地域居住促進法)」の下、各地の自治体も二地域居住の受け入れをPRしている。はやくも地域における担い手の確保や消費需要の創出、あらたなビジネスや雇用の創出、関係人口の拡大などに成果が出はじめている。また、居住地以外の自治体に「ふるさと住民」として登録することでその地域の行政サービスなどを受けられるようにする制度の創設も、政府が検討中だ。そこで今号の月刊『コロンブス』では今夏の目玉「二地域居住/デュアルライフ」を特集。この5月にあらたなシェアオフィスが誕生した江の島・湘南エリアでの〝お試しデュアルライフ〟を紹介するほか、政府の支援策や全国各地の自治体の動きなどを取り上げてみた。

 

※「二地域居住」……主な生活拠点とは別の特定の地域に第二の生活拠点を設ける暮らし方。法律上は「特定居住」という。